自分試しの中華探し

バーでのイベントが目的やからいわゆる京都観光じゃない、土曜日の訪京。けどそうは言うてもまぁ確かにせっかくの京都行く機会と思って、20時集合のところをどっかで晩御飯食べようと18時出町柳着の京阪に乗った。
電車で読んでた本がアジアの朝ごはんエッセイやったせいでガサツな中華の口になってしまっていて、学生街の中華料理屋を求めながらバーへの道を遠回り。百万遍から北上しつつ、「大通りばっかり歩いててもあかん!」と思って脇道をキョロキョロしてたら数軒の明かりを100mほど奥に見つけたから右折してみることにした。
でも、近づくにつれて目指してた明かりは居酒屋ダイニングみたいなお店ってわかってきて、次にどこ曲がるか考えてたら、居酒屋ダイニングの目の前がまさかの進々堂!有名純喫茶の支店!?と思ったら同名のパン屋さん…、と思ったら陰になってた隣のお店がまさかの中華料理屋!やったー!!
店の扉を開けて偉そうにせず、自分の扱いを一瞬だけお店のおかあさんに任せ、「入って良いよ」の素振りを受け取ってテーブルに座った。
自分が扉を開けたことでお店の空気が変わって、それがきっかけで常連さんが出ていって、店に客は自分1人になった。お店の人も特に話したがりな感じやないし、「どうせ一見」やし、八宝菜頼んででしゃばらずにテレビと新聞見ながらビール飲んでた。こんな状況の馴れ馴れしい一言が自分の居場所を無くすことになる気がするから。
出てきた八宝菜は意外にも飴色餡で、飲み進めてしまっていたビールだけじゃもう足りなくなってしまっていて、時価設定の漬け物が気になったのもあって、漬け物とビールをお代わりした。
美味しい八宝菜と長皿にてんこ盛りのザーサイやらメンマやらの漬け物とビール二本で、一時間近く座ってたけど、結局お店との距離は縮まらず、一期一会なりの時間の共有はできんかった。と思ってたら、最後の最後に「お水お代わり要る」「あ、いえいえ」「入れるわな!」ってお水を薦めてくれたあのやり取りで、ちょっと気が緩めることができた。まっとうな一時間やった。


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